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がん保険を選ぶ際に知っておくべき6つのポイント
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公開日:2025年1月23日

この記事でわかること
1.90日不担保期間とは何か
2.上皮内がんへの保障有無とその重要性
3.長期治療に対する給付金の支払いについて
4.ホルモン剤・経口投与剤の対象有無
5.自由診療の保障範囲
6.がん歴がある場合の保険加入の可否
1. 90日不担保期間とは?
がん保険には、加入後すぐに保障が開始されない「90日不担保期間」が設けられています。この期間中にがんと診断された場合、保険金は支払われません。この制度は、保険の公平性を保つために設けられており、加入者が既にがんの兆候を感じている場合に急いで保険に加入し、すぐに給付金を受け取ることを防ぐためです。
2. 上皮内がんへの保障有無
上皮内がんとは?
上皮内がんは、がん細胞が上皮内にとどまり、基底膜を越えて浸潤していない状態のがんです。このため、一般的ながんよりも治療が比較的容易で、転移のリスクも低いとされています。
子宮頚部異形成と上皮内がん
特に女性に多い子宮頚部異形成は、上皮内がんの一種です。子宮頚部異形成は、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が原因で発生し、早期発見と治療が重要です。上皮内がんに対する保障がある保険を選ぶことで、こうしたリスクに備えることができます。
上皮内がんへの保障の重要性
上皮内がんに対する保障がある保険を選ぶことは、特に女性にとって重要です。上皮内がんは早期発見で治療が可能ですが、保障がない場合、治療費が自己負担となる可能性があります。保険選びの際には、上皮内がんへの保障が含まれているかを確認しましょう。
3. 長期治療に対する給付金の支払い
がん治療は長期化することが多く、その際の給付金の支払い条件も重要です。保険によっては、治療が長期化した場合に無制限で給付金が支払われるものもあれば、一定回数のみ支払われるものもあります。例えば、再発や長期治療に対する給付金が設定されている保険もあり、これにより長期にわたる治療費を補うことができます。
4. ホルモン剤・経口投与剤の対象有無
がん治療には、ホルモン剤や経口投与剤が使用されることがあります。特に乳がんや前立腺がんの治療においては、ホルモン療法が重要な役割を果たします。ホルモン剤や経口投与剤を対象とする保険を選ぶことで、これらの治療に対する経済的な負担を軽減することができます。
5. 自由診療の保障範囲
がん治療には、公的医療保険が適用されない自由診療も含まれます。自由診療は、最新の治療法や未承認の薬剤を使用する場合に適用されることが多く、治療費が高額になることがあります。自由診療を保障するがん保険を選ぶことで、治療の選択肢が広がり、最適な治療を受けることが可能になります。
6. がん歴がある場合の保険加入
過去にがんにかかったことがある場合でも、がん保険に加入できる可能性があります。多くの保険会社では、がん治療後一定期間(通常は5年)経過していれば、引受基準緩和型保険に加入できる場合があります。このタイプの保険は、告知内容が少なく、持病がある方でも加入しやすい設計となっています。
まとめ
がん保険を選ぶ際には、90日不担保期間、上皮内がんへの保障、長期治療に対する給付金、ホルモン剤・経口投与剤の対象有無、自由診療の保障範囲、そしてがん歴がある場合の加入条件をしっかりと確認することが重要です。これらのポイントを押さえて、自分に最適ながん保険を選びましょう。