お知らせ

当社「Neoコーチ」アプリ 学会発表の報告

2023年12月27日
ネオファースト生命保険株式会社

 当社の社会価値創造の取組みとして、「「Neoコーチ」における健診結果改善・ユーザー行動変容をサポートする効果の検証」を日本ヘルスプロモーション学会第20回学術大会・総会にて発表いたしました。
 以下、当研究発表の抄録を掲載いたします。 

Neoコーチ」における健診結果改善・ユーザー行動変容をサポートする効果の検証

【筆頭発表者】
キョウ振(ネオファースト生命保険株式会社)

【共同演者】(敬称略)
田中伸吾・鈴木圭祐(ネオファースト生命保険株式会社)/福田洋(順天堂大学大学院先端予防医学・健康情報学講座)/里見将史(株式会社スポルツ)/星野克茂・金田大介・遠藤亨(ネオス株式会社)

【目的】
生活習慣の改善を目的とした健康アプリは多いが、効果検証は我が国では少ない。ネオファースト生命では保険商品だけではなくヘルスコーチング技術を用いた健診結果改善をサポートするアプリ「Neoコーチ」を提供しており、健診結果改善に向けた行動変容について今回その効果を検証した。

【方法】
①Neoコーチ開発の経緯とプロセスについて継時的に記述した。
②さらにユーザーの利用状況やアンケートにより予備的な評価を行った。

【結果】
①Neoコーチでは、健診結果やライフスタイルに合ったチャレンジ項目がバーチャルコーチのウェル美に提案され、利用者自身が取り組みやすいチャレンジを一つ選択し、ウェル美とチャットしながら5日間サイクルで取り組む。チャットの中で健康に関するコンテンツが届き、コンテンツを読んで健康リテラシーを高める。これらのコンテンツ制作においては、各学会のガイドラインに準拠し、ヘルスコーチ・保健師によるチェック・医師による監修と複数のプロセスを経てコンテンツの質を担保した。
②利用者アンケートでは、回答者のうち約8割が「毎日利用している」と回答し、継続理由として抽選機能に次いで多かった回答は「チャレンジの取組みやすさ」と「健康改善に取り組む必要性を感じていること」だった。1カ月利用後に約半分の利用者が自身の目標や改善項目に対して達成感を得られており、2~3か月利用した利用者の9割以上が、毎日意識して取り組んでいることがわかった。

【考察】
Neoコーチアプリ開発のプロセスを記述し、予備的な評価から利用者の利用率、満足度の高さを示し、今後の行動変容の可能性を示した。