先進医療技術基本情報

医療技術名 自家骨髄単核球移植による血管再生治療
ふりがな じかこつずいたんかくきゅういしょくによるけっかんさいせいちりょう
概要

【適応症】
全身性強皮症(難治性皮膚潰瘍を伴うものに限る。)
【技術の概要】
全身性強皮症の皮膚潰瘍の原因は毛細血管の障害に伴う末梢循環不全であり、血流の改善が治療の目標となる。既存治療として血管拡張作用のある薬剤や抗血小板薬の内服・点滴治療が実施されているが、血管障害の程度が強いあるいは範囲が広い場合には十分な血流改善効果が得られないことがあり、難治性となる。
血管再生療法は、自己の骨髄液中から血管内皮に分化しうる血管内皮前駆細胞を含んだ単核球細胞分画を取り出して虚血肢の骨格筋内へ移植することにより、新たな毛細血管を作りだす治療法である。
本試験では、全身性強皮症に伴う難治性皮膚潰瘍に対して、既存治療にadd-on する形で自家骨髄単核球移植による血管再生療法を行い、その安全性と有効性を多施設共同シングルアーム試験により検証する。

病名分類 筋骨格系疾患
循環器系疾患
皮膚科疾患

この技術が受けられる医療機関

地域医療機関名住所 登録月解除月
東京都日本医科大学付属病院文京区千駄木1-1-52022年07月
神奈川県公立大学法人 横浜市立大学附属病院横浜市金沢区福浦3-92021年07月
京都府京都府立医科大学附属病院京都市上京区河原町通広小路上る梶井町4652022年06月
広島県広島大学病院広島市南区霞1-2-32022年10月
福岡県久留米大学病院久留米市旭町672022年06月