先進医療技術基本情報

医療技術名 腎血管筋脂肪腫に対する腎腫瘍凝固・焼灼術(冷凍凝固によるものに限る。) 腎血管筋脂肪腫(結節性硬化症によるものに限る。)【腎血管筋脂肪腫の診断および術後治療実施施設(泌尿器科)】
ふりがな じんけっかんきんしぼうしゅにたいするじんしゅようぎょうこ・しょうしゃくじゅつ(れいとうぎょうこによるものにかぎる。)【じんけっかんきんしぼうしゅのしんだんおよびじゅつごちりょうじっししせつ(ひにょうきか)】
概要

【適応症】
腎血管筋脂肪腫(結節性硬化症によるものに限る。)
【技術の概要】
1cm 以上、 4cm 以下の AML に対して、 CT ガイド下にて局所麻酔のもと経皮的に凍結療法を施行する。 プロトコ ールは、凍結 15分間、自然解凍 5分間、凍結 15分間と する。マージンは最低 5mm とる。各々15分間の凍結中もしくは直後にCT を撮像し、低吸収域として描出される Ice ball にて凍結範囲の確認を行う。mTOR 阻害薬内服中の患者は、薬剤による TSCTSC-AML への影響を除外するため、凍結療法 7日前から効果判定までの期間休薬する。 なお、小径腎悪性腫瘍に対する凍結療法では出血予防などの目的で凍結療法前に血管塞栓術が行われる場合があるが、この処置による腫瘍縮小効果はないと考えられるため、術者の判断による施行については制限しない。 凍結療法 3ヶ月後、 9ヶ月後に画像検査を行い病勢コントロール率にて有効性を確認し、凍結療法1ヶ月後、 3ヶ月後、 6ヶ月後、 9ヶ月後に外来にて臨床検査等で安全性を確認する。

病名分類 形態異常(先天異常)、変形性疾患、遺伝性疾患
腫瘍
尿路系疾患
終了 開始年月 2020年10月 解除年月 2022年10月