先進医療技術基本情報

医療技術名 内視鏡的エタノール局所注入療法
ふりがな ないしきょうてきえたのーるきょくしょちゅうにゅうりょうほう
概要

【適応症】
膵神経内分泌腫瘍(長径が一・五センチメートル以下のものに限る。)
【技術の概要】
膵神経内分泌腫瘍に対するEUS ガイド下エタノール注入療法の安全性および有効性を検討する多施設共同研究である。対象は15mm 以下かつ組織学的Grade 1 の膵神経内分泌腫瘍(Pancreatic neuroendocrine neoplasm; PNEN)とし主要評価項目として有効性および安全性が外科切除成績(ヒストリカルデータ)と比較して優越であることとした。
手技の実際としては、まず超音波ガストロビデオスコープを挿入し、膵臓の腫瘍を描出する。その後カラードップラーモードで穿刺ライン上に主要な血管がないことを確認の上、試験機器(単回使用吸引用針)を用い腫瘍を穿刺し、試験薬(無水エタノール)を注入する。カラードップラーモードおよび、内視鏡画像で出血がないことを確認し終了する。
評価期間は2 年6 ヵ月(登録2 年、フォロー期間6 ヵ月)で、実施症例数25 例の予定である。

病名分類 悪性腫瘍(消化器など腹部)
消化器系疾患
終了 開始年月 2020年10月 解除年月 2023年06月