【適応症】 変形性膝関節症(軟骨欠損を伴うものであって、高位脛骨骨切り術の適応となるものに限る。) 【技術の概要】 本技術は、変形性膝関節症(高位脛骨骨切り術適応患者)の軟骨欠損に対する治療法である。 ①一次登録後、関節鏡検査で軟骨欠損部の面積及びグレードについての適格基準を確認。 ②①の基準を満たした被験者を二次登録し、軟骨細胞シート作製のために必要な、膝関節大腿側の非荷重部より患者自身の軟骨組織、滑膜組織を採取する。 ③採取組織は、東海大学医学部付属病院からセルシード社 CPCへ運搬し、細胞を単離、3~4週間の培養期間を経て、軟骨細胞シートが作製され、手術日に東海大学医部付属病院へ運搬される。 ④高位脛骨骨切り術に併用して RMSC法 (※) により変形性膝関節症の軟骨欠損部を治療する。 ⑤検査スケジュールに従って軟骨欠損部の修復具合を定期的に確認する。 (※) RMSC法 ・不良組織の切除 (Resection of unhealthy tissue) ・骨髄刺激法でMSCsを誘導 (Marrow Stimulating = MSCs Recruitment) ・軟骨細胞シートで被覆 (covered by Chondrocyte sheets)
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