先進医療技術基本情報

医療技術名 切除支援のためのマイクロコイル併用気管支鏡下肺マッピング法
ふりがな せつじょしえんのためのまいくろこいるへいようきかんしきょうかはいまっぴんぐほう
概要

【適応症】
微小肺病変
【技術の概要】
適格基準を満たした患者に対して、手術前々日~当日の間に、気管支鏡下にインジゴカルミン、および血管塞栓用マイクロコイルを用いたマーキングを施し手術に臨む。主要評価項目は、微小肺病変切除成功率(2㎝以上または腫瘍最大径以上の切除マージンを確保した切除)と定義する。副次評価項目として、マッピングの有効性、マッピング支援下で行う手術の有効性、および安全性を評価する。
マッピングの際は、CTに基づきバーチャル気管支鏡を用いてマッピングに利用する気管支を事前に同定し、計画を立てる。手術前々日~当日の間に、局所麻酔または全身麻酔下に、所定の気管支の枝に気管支鏡を誘導しカテーテルを使って色素噴霧及びマイクロコイル留置を行う。続いてCTを撮影し実際のマーキングと病変の位置関係を確認し手術に備える。手術は原則、胸腔鏡下に行い、術式は縮小手術(部分切除または区域切除)とするが、登録後に手術方針が変わった場合や予想外の術中所見が見られた場合などは、患者に最も適切と考えられる手術・治療を施す。

病名分類 悪性腫瘍(気管支、肺など胸部)
呼吸器系疾患
終了 開始年月 2019年02月 解除年月 2020年11月