【適応症】 進行再発固形がん(切除が困難で進行性のもの又は治療後に再発したものであって、原発部位が不明なもの又は治療法が存在しないもの、従来の治療法が終了しているもの若しくは従来の治療法が終了予定のものに限る。) 【概要】 目的 治癒切除不能または再発の病変を有する原発不明がん、または、標準治療がない、標準治療が終了している、もしくは終了が見込まれる固形がん(原発不明がんを除く)患者を対象として、当センター研究所で開発した、多数のがん関連遺伝子の変異、増幅、融合を1アッセイで検出可能なマルチプレックス遺伝子パネル検査であるNCC オンコパネルを用いて解析し、actionable な遺伝子異常を有する症例の割合を求めることで、遺伝子プロファイリング検査の臨床的有用性を検証する。
対象患者 16 歳以上で全身状態良好(ECOG performance status 0~1)の治癒切除不能または再発の病変を有する原発不明がん、または、標準治療がない、標準治療が終了している、もしくは終了が見込まれる固形がん(原発不明がんを除く)患者。
方法 本研究参加について説明し文書同意が得られた患者を登録する。腫瘍組織検体および非腫瘍検体(血液)を外注検査会社(株式会社理研ジェネシス)に提出し、NCC オンコパネルによる解析を行い、解析結果のレポート原案を得る。レポート原案をもとにエキスパートパネルにおいてactionable な遺伝子異常および推奨される治療についての検討を行い、結果を患者に説明する。
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