先進医療技術基本情報

医療技術名 MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法
ふりがな えむあーるあいさつえいおよびちょうおんぱけんさゆうごうがぞうにもとづくぜんりつせんしんせいけんほう
概要

【適応症】
前立腺がんが疑われるもの(超音波により病変の確認が困難なものに限る。)
【概要】
まず、血清PSA 値が4.0ng/mL 以上20.0ng/mL 以下の患者を候補とする。候補患者に対してMRI を実施し、Significant cancer が疑われた症例のうち、除外基準を満たさない患者を選定する。本生検では、事前にBioJet ソフトウェアにMRI(DICOM 画像)を取り込み、前立腺尖部から底部まで、および癌を疑う部位(Region of Interests, ROI)のセグメンテーション(輪郭を明確に示すこと)を行い、画像処理技術により、3 次元モデルを作成。座標センサーが搭載されたアームに取りつけられた経直腸的超音波プローブを肛門から挿入。MRI の3 次元モデルとリアルタイムのTRUS 前立腺画像をプローブのマニュアル操作および弾性融合機能により一致させる。前立腺観察時のプローブの動きは、座標センサーによりBioJet ソフトウェアに認識されるため、TRUS により観察されている部位のMRI が、同一画面上にリアルタイムで表示される(MRI-TRUS 融合画像)。術者は、この融合画像に基づき、ROI の前立腺組織を生検することができる。

病名分類 その他
悪性腫瘍(泌尿器・生殖器ほか)
終了 開始年月 2016年02月 解除年月 2022年04月