【適応症】子宮頸がん(ステージがI A2期、I B1期又はII A1期の患者に係るものに限る。)【概要】手術の概要は従来行われて来た腹式広汎子宮全摘術を腹腔鏡下に以下のステップで行う。[1] まず腹腔鏡下に骨盤リンパ節郭清を系統的に行う。[2] 次いで膀胱側腔及び直腸側腔を十分に展開した後に、前中後子宮支帯を分離切断する。[3] 腟管を切開し余剰腟壁をつけて子宮を経腟的に摘出する。安全性及び有効性についてはPrimary endopoint;切除標本の病理組織学的所見による根治性の評価と3年無再発生存期間Secondary endopoint;無再発生存期間、3年5年全生存割合、手術時間、術中出血量、輸血率、術中合併症の有無、術後合併症の有無、術後QOLの評価等とし、これらを検証し安全性が同等で有効性が開腹術を上回ることを当院での開腹術の成績及び過去の手術治療成績の報告と比較証明する。