先進医療技術基本情報

医療技術名 陽子線治療
ふりがな ようしせんちりょう
概要

【適応症】
肝内胆管がん(切除が不能と判断されたものであって、化学療法が奏効しないもの又は化学療法の実施が困難なものに限る。)
【概要】
本治療法は、荷電粒子線である陽子線を腫瘍病変に照射して治療するものである。対象疾患は切除不能かつ化学療法非奏効または不耐例の肝内胆管癌患者である。照射線量は72.6GyE/22回であり、治療は陽子線治療単独で行う。陽子線治療終了後は3か月間隔で抗腫瘍効果、有害事象の評価、肝障害の有無を評価する。有害事象については急性期で皮膚炎、軽度の肝機能異常は多くの症例で認められるが、そのほとんどは一時的で容易に対応可能である。晩期有害事象では胆管障害、消化管潰瘍、皮膚炎、肋骨骨折の可能性があるが、その頻度はきわめて低い。

病名分類 悪性腫瘍(消化器など腹部)
終了 開始年月 2016年11月 解除年月 2018年12月