先進医療技術基本情報

医療技術名 Verigeneシステムを用いた敗血症の早期診断
ふりがな べりじぇーんしすてむをもちいたはいけつしょうのそうきしんだん
概要

【適応症】
敗血症(一次感染が疑われるものであって、それによる入院から七十二時間以内の患者に係るものであり、かつ血液培養検査が陽性であるものに限る。)
【概要】
【背景】敗血症は重篤で死亡率も高い病態である。この診療において、現在医療機関の細菌検査室で行われている一般的な検査方法では、血液培養提出から菌名同定・感受性試験終了まで72-96時間程度時間がかかってしまう。これは最適な治療の選択には72-96時間かかることを意味する。敗血症患者の予後改善のためには、最適な抗菌薬の速やかな投与が必要不可欠である。よって検体提出から感受性試験結果取得までの時間を如何に短縮するかが、臨床上極めて重要である。現時点では遺伝子解析装置を用いた迅速菌名同定法が可能性があるが、実現性や臨床的有効性は不明である。
【目的】本臨床試験の目的は、全自動多項目同時遺伝子検査システムであるVerigene・システムを用いた検査により敗血症の起因菌及び薬剤耐性遺伝子の検出及び同定を行い、その臨床的有用性を従来法の菌名同定・薬剤感受性検査と比較検討することである。
【対象・方法】敗血症患者の血液培養陽性検体を対象に、Verigene・システムを用いたBC-GP検査またはBC-GN検査を行い、敗血症の起因菌及び薬剤耐性遺伝子を検出・同定する。比較対照として、従来の菌名同定・薬剤感受性検査を行う。以下の項目の評価を行う。

病名分類 感染症
終了 開始年月 2014年08月 解除年月 2017年07月