先進医療技術基本情報

医療技術名 腹腔鏡下仙骨膣固定術
ふりがな ふくくうきょうかせんこつちつこていじゅつ
概要

【適応症】
骨盤臓器脱

【概要】
腹式仙骨膣固定術は、Amelineらによって1953年に報告された術式で、欧米における骨盤臓器脱のゴールデンスタンダードな治療法の一つである。1994年にNezhatらによって、はじめて腹腔鏡アプローチによる仙骨膣固定術が紹介された。その後、開腹と腹腔鏡による仙骨膣固定術の比較において、成績に差がなかった事から、より低侵襲な術式として腹腔鏡下仙骨膣固定術:Laparoscopic sacrocolpopexy(LSC)が普及した。今回、実施責任者である市川雅男がフランスのDiaconesses病院にて腹腔鏡下仙骨膣固定術を学び、日本において全腹腔鏡下仙骨膣固定術を導入した。今後の骨盤臓器脱治療の発展とより多くの患者がこの術式の恩恵にあずかれるように高度先進医療の申請をするものである。

病名分類 消化器系疾患
生殖器系疾患(婦人科疾患など)
尿路系疾患
終了 開始年月 2012年04月 解除年月 2016年04月